第32回隅田川花火大会を見るべく、とにかく座って花火が楽しめて、かつ、人のいないところを探し歩いた。そば屋「田甫大三」、喫茶店「デンキヤホール」と「マリーネ」、そして猿回しとメスザルの小梅ちゃんの協力のもと、ようやく向島3丁目付近のガラガラの有料駐車場「Times」という超穴場スポットに辿り着いた。
 花火を見ると、どうも感傷的になっていけない。子供の頃や田舎にいる年老いた両親など思い出してしまう。自分が老人になると、あと何回このきれいな花火が見れるのだろう、ときっと涙するに違いない。切れ目のない日常に"杭"を打つために祭りがあるのだから、それは先人たちの知恵でもある。