2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

いつからハロウィンがコスプレ大会の日になったのだろうか。渋谷某所にて、そんなコスプレパーティーに男3人で繰り出して、やっぱつまんねぇなぁ、なんてボヤイていたら、ロシア美女と仲良くなった。 日本人はどうしてみんな前を向いて踊っているの、前には…

何もない日は美女を載せることにした。

『キッズ・リターン』(1996/北野武) [,w300] 「まーちゃん、オレたちもう終わっちゃったのかなぁ」「バカヤロウ、まだ始まっちゃいねぇーよ」たとえ1mmも進んでいなくても、不思議とこの2人に希望が感じられるところが好きだ。そして無味乾燥な卒業式のシ…

『悲しき熱帯』(1984/村上龍) 1978年から1981年までの作品を集めた初の短編集『悲しき熱帯』は、同時期に『海の向こうで戦争がはじまる』がある。まさにその「海の向こう」の熱帯が舞台の連作である。土地の名前に深い意味はない。読めばわかるように、こ…

『マイアミ・バイス』(2006/マイケル・マン) [,w300]

『All Mod Cons』(1978/The Jam) [,w200,h200] ジャムでチル。素人目には不思議に映ると思うが、玄人にはこのアルバム。一際光る「English Rose」は大名曲である。他にも「To Be Someone」をはじめ名曲多数。Paul Weller若干20歳。現在、才能の枯渇中。

オールで呑んで朝方会社の先輩をうちに泊めて、起きたらこの時間だった。煙草の吸い過ぎで、体内の血液がいちごジャムみたいに重い。真面目に禁煙を検討中である。最近、赤坂(回文都市:AKASAKA)で呑むことが多い。あの街は、夜になると中国人や韓国人がひ…

『だいじょうぶマイ・フレンド』(1983/村上龍) 村上龍の長篇第4作『だいじょうぶマイ・フレンド』は、自身が翻訳したリチャード・バックのSF小説『イリュージョン』に酷似しているらしいが、それを指摘して鬼の首をとったつもりでいるわけではない。そもそ…

常磐貴子と結婚した男を俺は絶対に許さない。

『Leadbelly』(編集盤/Leadbelly) [,w200,h200] 殺人者の声は凄い。人生の半分を刑務所で過ごしたこのレッドベリー、高校時代に初めて聴いたときはその声の不気味さに吐きそうになったが、改めて聴くと12弦ギターのテクニックと楽曲の完成度に驚く。それで…

『重力ピエロ』(2009/森淳一) [,w300]

『東西不思議物語』(1982/澁澤龍彦) 澁澤氏が自慢の洋館の中で寝っ転がって鼻クソをほじりながらまるめながら書いた古今東西怪奇物語49編。この怪奇集に「驚き」がないのは、もちろん物語だからである。そして当の本人が、これらの怪奇を信じていないのが…

場末のフィリピンパブに行って元気いっぱいのフィリピンの女の子(実際にはほとんど年上だが)とチークダンスを踊ったりしてると異空間に放り出された感覚で、オレは一体何をしているんだろうと頭が急速に冷えてしまった。それでもマドンナの「Like A Virgin…

『真実はいつもシンプル—すべての男は消耗品である。vol.3』(1992/村上龍) 八戸に来てまで村上龍を読んでいる。彼の1990年代前半は『トパーズ』とキューバの時代である。キューバ音楽にはビートが充ちているが、八戸には何もない。真実はいつもシンプル。…

『世界の終わりと夜明け前』(2008/浅野いにお) 草食系男子必読のマンガだが、肉も草も加工食品も喰らうのが雑食系男子としての僕である。とはいえ、浅野いにおの全作品をブックオフ高田馬場店で購入したので、全て読んでみる。 現在の喪失感や諦念から、何…

今週は恒例の八戸出張である。読めもしないのに7冊も本を持ってきてしまったが、風邪気味で体がダルいので久しぶりにテレビのニュースなんかをぼんやり眺めている。全てのニュースに「だからどうした?」という呪詛の言葉を呟くと何もかもどうでもよくなって…

『ストーカー』(1979/アンドレイ・タルコフスキー) 『ローラーとバイオリン』(1960/アンドレイ・タルコフスキー) [,w300] [,w300]

『Stand!』(1969/Sly & The Family Stone) [,w200,h200] 男子たるものスライを聴いてお唄が上手とほざいていない者はいないはずである。21世紀の耳で聴けば彼らのファンクネスも軽く感じられるが、その場合は独特の浮遊感に身を任せればよろしい。さすれば…

『ザ・ワールド・イズ・マイン』(2001/新井英樹) 広辞苑のようにブ厚いこの5冊の書物が「マンガ」という表現形式を持ったのは幸運だった。「マンガである」という二義的なメッセージによって、少しだけ気軽に読めた。これが小説や映画だったら、気が滅入っ…

『存在の耐えがたきサルサ』(1999/村上龍) 珍しく村上龍が小説論を語っている箇所もあり貴重な記録となっている。 (村上)小説はエッジに立つことだと思うんですけど、エッジに立つことができるというよりも、立たざるを得ないような表現方法だと思う。映…

国内最大の弊監査法人はゴミみたいな組織だが、毎年台風が接近するたびに「各人の判断を尊重して遅刻・早退・あるいは休暇を認める」と掲示される。監査には常にプロフェッショナル・ジャッジメントが求められている。 明日は地下鉄銀座線が浸水する可能性が…

現在4巻へ突入。

『Halfway To A Threeway』(1999/Jim O'rourke) [,w200,h200] ジム・オルークの活動は広範囲に及んでいて追い切れない。最初に聴いたこのシングルは不思議と何かを感じた。名盤だと思う。「21世紀の音楽家は単なるオタクである」という、身も蓋もない事実…

約2ヶ月ぶりに残業した。22時まで空調の切れた事務所(経費削減!)にいると頭がボーッとしてきて、眼から血が出るかと思った。

F1が好きでよく見ている。今日の鈴鹿も当然チェックした。セバスチャン・ベッテルは、皇帝の後継者に相応しい才能と走りを見せてくれた。 このモーター・スポーツは全てが無駄で出来ていて、全てが贅沢である。そして、贅沢をさせたらヨーロッパには敵わない…

『恋の秋』(1998/エリック・ロメール) 『冬物語』(1991/エリック・ロメール) [,w300] [,w300] 映画において、奇跡は日常的に起きるのではない。文字通り、奇跡は「奇跡的」に起きるのである。

『リミッツ・オブ・コントロール』(2009/ジム・ジャームッシュ) [,w300]

『コインロッカー・ベイビーズ』(1980/村上龍) 十七年前、コインロッカーの暑さと息苦しさに抗して爆発的に泣き出した赤ん坊の自分、その自分を支えていたもの、その時の自分に呼びかけていたものが徐々に姿を現わし始めた。どんな声に支えられて蘇生した…