2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本来、政治家というのは知識・スキルともにハイレベルでなければならない大変な仕事だと思うが、遊説中に土下座をしたり、当選確実でバンザイ三唱しているところを見ると、やはり一般人にはわからないオイシイことがたくさんあるのだろうと思ってしまう。 そ…

いままで選挙に行ったことがない。今回はどうしようか迷っている。麻生太郎は未だに「責任」の意味がわかっていないので、尋常小学校からやり直した方がいい。「保守本流」と言っているが、自民党は諸外国の保守党とかなり違うので、その実態は勉強しないと…

『自殺よりはSEX』(2003/村上龍) 寂しくてどうしようもなくて自殺するよりは、援助交際や出会い系サイトを通じてリスクの高いSEXをするほうが良い。村上龍は『自殺よりはSEX』でそう書いている。もちろん、このような一般論ではすでに個々の問題を解決でき…

違法薬物の使用やら所持やらのニュースが蔓延していてテレビをしばらく付けていない。個人的には他人に危害を加えなければ勝手にやればいいと思っているが、何にでも「依存」すると人間は主体性を保てなくなってしまう。アルコール依存症だって大して変わら…

『宇宙 日本 世田谷』(1997/Fishmans) [,w200,h200] Fishmansだけを聴き続けた時期が2度あった。高校3年生と大学3年生である。大学3年生のときは症状がしばらく続いた。今でもよく覚えていて、10月から11月にかけてだったと思う。当時は既に活動休止してい…

世界陸上がやっと終わった。映画美学校のレポート(全くの手つかずである)に追われながら、そして女子バレーボールのワールド・グランプリを合間に見ながら、2日に1本の映画と週2冊の読書を義務づけている僕にとって、深夜からの世界陸上は苦痛でしかなかっ…

ネクタイ痛くね?(回文)

[,left,w150,h222] COOL BIZもあと1ヶ月。 「特権的な危機感」と言いつつ、ケーキを食べながら回文を考えているうちは、そんなもの芽生えるはずもない。でも、蒸し暑い東京。ここまで行きたい。

28になった。もはや青春と呼べる時期は過ぎてしまったが、思えば青春とはいやな時代だった。青春(10代後半〜20代半ば)は執行猶予期間として与えられていて、楽しむだけ楽しんで悩むだけ悩んだあとはいずれ私たちの側に来るんだぞ、という豚みたいな大人の…

『きょうの猫村さん 1』(2008/ほしよりこ) ほのぼのする。ほのぼのした!きょうの猫村さん 1 (マガジンハウス文庫)作者: ほしよりこ出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2008/10/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (29件)…

『Gling-Glo』(1990/Bjork) [,w200,h200] ビョークが歌うジャズ。ジャズを歌うビョーク。アイスランド語で歌う童謡を思わせるが、彼女特有の喉を掻きむしるようなヴォーカルが癒すことをしない。2000年以降、新譜を追うことはなくなったが、このアルバムは…

『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』(2008/大谷能生) あまり感心しない題名がつけられた、大谷能生の20世紀批評の解説書。映画美学校講師なので精読してみようと試みたが得るものが少なかった。というよりも、氏の解説部分よりも、引用文のほう…

『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』(2006/高橋しん) [,w512,h384] せめて僕らが生き延びるために。僕らの狂気を、生き延びる道を教えよ。 The Last Love Song On This Little Planet. The Last Days With My Little Girl.最終兵器彼女外伝集…

銀座松坂屋屋上のビアガーデンで不味いジンギスカンを頬張り、別の呑み会へ行ってカラオケにまで行ってしまった。もうしばらくはタクシーを禁止しようと思う。参考までに渋谷〜高田馬場区間のタクシー深夜料金は、約2500円であることを記す。

『ぼくらの七日間戦争』(1988/菅原比呂志) [,w300] 宮沢りえが見たかったわけではない。高校2年の頃、クラスの半分の男子と1日だけ授業をボイコットしたことがある。あの日はみんなでファミレスに集合したあと、土手でサッカーをした。最高に気分がよかっ…

プレミアリーグ開幕戦。アーセナルは、エバートンに6-1で大勝。移籍したアデバヨールがシティで得点を挙げている。惜しい選手だった。 <第1戦> 【GK】アルムニア【DF】サニャ、ギャラス、フェルマーレン、クリシー【MF】ソング、セスク・ファブレガス、デ…

『西鶴一代女』(1952/溝口健二) 『浪華悲歌』(1936/溝口健二) [,w300] [,w300]

『空港にて』(2003/村上龍) コンビニ、居酒屋、公園、カラオケルーム、披露宴会場、クリスマス、駅前、そして空港。かつて『希望の国のエクソダス』で「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」という台詞を中学生…

『東南角部屋二階の女』(2008/池田千尋) [,w300] 三軒茶屋中央劇場は素晴らしくレトロな映画館だった。この作品の古アパートのように。ありふれた疑似家族の物語のようだが、親の世代がポッカリ空いている異色作である。撮影はたむらまさき。

『マーニー』(1964/アルフレッド・ヒッチコック) [,w300] ヒステリー症患者のマーニー(ティッピ・ヘドレン)が幼女期の記憶を獲得することで回復していく。きっと、スラヴォイ・ジジェクの『ヒッチコック×ジジェク』に詳細な論考があるはずだが、彼女より…

『限りなく透明に近いブルー』(1976/村上龍) 『海の向こうで戦争がはじまる』が傑作だったので、その前作の『限りなく透明に近いブルー』を再読していた。旅の読書に適当とは言えないが、この処女作中に『海の向こうで〜』の原型となったはずの主人公リュ…

一週間ぶりの更新である。旭川空港発19:50の最終便で東京へ。旭川/士別は帰省するたびに人が減っているので、もう慣れてしまった。夜の繁華街は2つの意味で寒かった。故郷でなければ帰ってない。

昨夜、羽田空港発20:55の最終便で新千歳空港に着いた。今年の帰省は、古い友人の結婚式に呼ばれたこともあり札幌経由である。当面の宿は、(別の古い友人の)白石にある草木も生えない劣悪な居住空間だ。部屋の隅はカビで覆われ、用意された寝床の全長は120…

『トゥルー・クライム』(1999/クリント・イーストウッド) [,w300] 善悪も正義も神も信じない老新聞記者が最後に信じるのは、テレビ映像と自分の運転技術である。徹底して世界を見ること。それは老新聞記者も死刑囚も同じだ。

『最高殊勲夫人』(1959/増村保造) [,w300] 増村的作品は、「徹底して愛を貫かなければ死ぬことになる」という主題のもと、作品の中盤以降、愛に不実な男女は決まって死体となる。コメディなので死体は出てこないが、川口浩は若尾文子(彼女の天真爛漫さは…

『魂の唯物論的な擁護のために』(1994/蓮實重彦) この鈍器にもなり得る分厚い書物がある。蓮實重彦の対談集。このカドで人の頭でも殴ったらとんでもないことになるな、などと思いながら、映画美学校のレポート用に読んだのだが、彼の言う「唯物論」はひど…

『イースタン・プロミス』(2007/デヴィッド・クローネンバーグ) [,w300]

『エンドレス・サマー』(1966/ブルース・ブラウン) [,w150] 名高いセント・フランシス岬の完璧な波が映っている、というだけで加点あり。

Bunkamuraで開催中の「奇想の王国 だまし絵展」では、中世ヴァニタス画から、エッシャーや杉本博司、本城直季に至る古今東西の"視覚を揺るがすモノ"が集められている。個人的には"視覚"ではなく"思考"を揺るがしたい。眼と脳の神経構造が解明されれば、視覚…

第51回いたばし花火大会は、先週の隅田川よりもずっと良かった。まず、周囲の建物の背が低いので視界が開けている。1つ1つの花火を魅せるように、少し間隔を置いて打ち上げられる。これは花火数が隅田川の約半分ということもある。花火も綺麗だが、何もない…