2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『潤一郎ラビリンス(16) 戯曲傑作集』(谷崎潤一郎) タニザキ・ラビリンスもいよいよ大詰め。15巻の『横浜ストーリー』は絶版のため、しばらく読むのは後になりそうなので、さっそく最終巻を読み始め、速攻で読み終わった。次からは新潮文庫から出てる傑…

『潤一郎ラビリンス(14) 女人幻想』(谷崎潤一郎) このあたりのタニザキの「差別的」感性に深い共感を覚えてしまう。 そうさ、大概の日本人はみんな駄目さ。己はお前の言う通り十人並かも知れないけれど、大概の日本人が駄目だから従って己も駄目になるの…

今夜のアンビエント 『beethoven: chello sonatas』(1939/pablo casals) Beethoven;Cello Sonatasアーティスト: Casals,Horszowski,Schulhof出版社/メーカー: EMI Classical発売日: 1994/06/19メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る

『フェルメール』(2000/ノルベルト・シュナイダー) ぼくは歴史の深淵を覗き込んだ。 全油彩37作品収録。まさに一家に一冊的存在。修辞学的な講釈や、シンボルの意味作用の解読なんかよりもっと重要なことは、あの光、あの構図、そして青と黄のあの調和。き…

『潤一郎ラビリンス(13) 官能小説集』(谷崎潤一郎) タニザキが繰り返し書いているのは、男女関係が常に権力構造の中にあるということ。むしろ、ほとんどそれしか書いてないと言っていい。惚れた腫れたなんて甘っちょろいモノではない、死闘がそこにある…

『the geographer』(1669/johannes vermeer) [,w600]

「turn your lights down low」/bob marley & the wailers オレが本当に好きな(のに忘れていた)曲2/マイベスト200位圏内 いますべての都会人に送る節電ソングなのだ。そして収録アルバムのタイトルは『exodus』!

残された数少ない人気女優と付き合うには、いまからダンスグループを結成して再来年あたりにEXILE様にTOBをかけて頂き、吸収合併してもらうのが最短距離と判明した。

今夜のアンビエント 『quit dreaming and get on the beam』(1981/bill nelson) Quit Dreaming & Get on the Beamアーティスト: Bill Nelson出版社/メーカー: Ume Imports発売日: 2005/10/11メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る

残業から帰ってポチる。地獄のカザルス9枚組。週末は死ぬぞ。Complete Published EMI Recordings 1926-1955アーティスト: Pablo Casals出版社/メーカー: EMI Classics発売日: 2009/06/16メディア: CD購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (8件) を…

『ヤンヤン 夏の想い出』(2000/エドワード・ヤン) [,w300] @早稲田松竹。原題は『a one and a two...』で、邦題だと『菊次郎の夏』みたいな映画だと勘違いするが、誰が主役というわけでもない。ある家族とその周辺の人々を描いた群像劇である。なんという…

今夜のアンビエント 『the goldberg variations』(1981/glenn gould) バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)アーティスト: グレン・グールド出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)発売日: 2008/11/19メディア: CD購入: 11人 クリック: 63回この商品を含むブログ…

庭のホテル 「流」 [,w300] 先週はここのランチに行きました。コースがいくつかあるのですが、3500円のコースを注文しました。とても雰囲気が良くて、接客も素晴らしく、味もなかなかでした。グルメではないし、どちらかというと幼稚な舌なので、詳しい批評…

最近はね、バッハ聴きながら勉強してますよ。マジで。仕事帰りはちとダルいから、1日3時間ちょいだけど。 何もかも基礎からやり直さなきゃと思ってね、音楽も。カンタータについては前に書いたとおりであれからも聴いてんだけど、フーガは何て言うかいまいち…

『ヨーク軍曹』(1941/ハワード・ホークス) [,w300]

『hey pocky a-way』(the meters) オレが本当に好きな(のに忘れていた)曲1/マイベスト200位圏内 不定期連載で始めました。あの100曲を見返してみると、「ああ、なんでこの名曲を入れてないんだ」という悔恨の念に襲われて眠れぬ夜が続いていた。復活の声…

今夜のアンビエント 『inner film』(2002/bayaka) inner filmアーティスト: bayaka出版社/メーカー: ファイルレコード発売日: 2002/05/16メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る

『暗黒街の顔役』(1932/ハワード・ホークス) [,w300] この映画は、米国におけるギャングの支配や日毎に増している安全や自由の脅威への政府の無関心を告発するために作られた。すべてのエピソードは実際に起こった事件である。我々は政府に対して次のよう…

『ヒズ・ガール・フライデー』(1939/ハワード・ホークス) [,w300] アハハハハハハハハ、アハハ、コッ、ゴフォッ、ゲブッって感じでもうサイコー。

今朝のアンビエント 『bach: cantatas nos.140 & 147』(nikoralus harnoncourt) バッハ : カンタータ 第140番&第147番アーティスト: ベルギウス(アラン),テルツ少年合唱団,ランプフ(シュテファン),ハンプソン(トーマス),エクビルツ(クルト),アーノンクール…

『潤一郎ラビリンス(12) 神と人との間』(谷崎潤一郎) 「虚栄心をもった男がある対象を欲望するためには、その対象物が、彼に影響力をもつ第三者によってすでに欲望されているということを、その男に知らせるだけで十分である」とはジラールだが、『神と…

『紳士は金髪がお好き』(1953/ハワード・ホークス) [,w300] ハワード・ホークスってホント何でも撮ってるな。かなり昔に観たんだけど、500円DVDで再見。ミュージカルと言えば『ヒット・パレード』も撮ってるし。マリリン・モンローが最高に可愛いことは言…

『ゼロ年代の音楽 壊れた十年』(2010/野田努・三田格・松村正人・磯部涼・二木信) 現状を知るにはうってつけだが、やはり蛸壺的。音楽も単なるone of themになったことを寄ってたかって再確認して、いや、そうじゃない!もっと開かれるべきだ!と言い合っ…

今夜のアンビエント 『requia』(1968/john fahey) Requiaアーティスト: John Fahey出版社/メーカー: Vanguard発売日: 1998/04/27メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る

『潤一郎ラビリンス(11) 銀幕の彼方』(谷崎潤一郎) 「私は、自分がかねてから憧れて居た活動写真の仕事に関係するようになったことを、その歓びを感謝せざるを得ない!」 モダニスト谷崎万歳!1917年の『人面疽』はまさしく映画が生まれてからしか書けな…

「the end of the world」(skeeter davis) オレが本当に好きな曲100/マイベスト100位圏内。 世界の終わり。歴史の終わり。愛も「終わること」そのものも終わり、生活だけが残った。

「words to the effect」(hint) オレが本当に好きな曲99/マイベスト100位圏内。 まったく詳細を知らないアーティストで、まだ2枚しかアルバムを出してないし、日本盤すら出てない。結局誰だかよくわからないんだけど、史上最高にメロウなブレイク・ビーツ…

「good time charlie's got the blues」(danny o'keefe) オレが本当に好きな曲98/マイベスト100位圏内。 こういう誰も知らないメロウ・マッドネスな曲を探すのがオレの生涯の仕事だと認識している。

「土手の向こうに」(はちみつぱい) オレが本当に好きな曲97/マイベスト100位圏内。 オレの中でデカ過ぎる存在として、細野晴臣、久保田麻琴、そして鈴木慶一がいる。鈴木慶一は最近、さすがにちょっと声量が落ちてきたなっていう気がするんだけど、「日本…

「ロマンティックあげるよ」(橋本潮) オレが本当に好きな曲96/マイベスト100位圏内。 まあアニメなんてあんまり見ないんだけどね、とりあえずアニソンならこれかなっていう。別にドラゴンボールが好きってわけじゃなくて、『ハイスクール奇面組』のうしろ…