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最近はね、バッハ聴きながら勉強してますよ。マジで。仕事帰りはちとダルいから、1日3時間ちょいだけど。
何もかも基礎からやり直さなきゃと思ってね、音楽も。カンタータについては前に書いたとおりであれからも聴いてんだけど、フーガは何て言うかいまいちピンと来ないっていうか、楽理を習得してないせいかその深みはイマイチわからないってのが本音。坂本龍一の『schola』片手に聴いてるんだけど、小沼純一のアホは毎朝西早稲田駅でスレ違ってるし、大学時代の授業もクソつまんなかったし、夕方なんか一回りも年下の女と歩いたりなんかして調子に乗ってるから置いておくとして、坂本、浅田の耳の良さっていうか音楽に対する理解力ってのは、死ぬ思いで楽理を勉強した人間のみが体得できるものだね。坂本は言うまでもないけど、浅田はピアノがプロ級の腕前って聴いたことあるし。到底追いつけない。でも、無伴奏チェロ組曲ってあるじゃないすか。これ、ホントに凄いと思った。久しぶりに。全6曲で、カザルスが再発見したっていうアレね。聴いてみて。
バッハって言ってもさ、かしこまって勉強するんじゃなくて「やっぱバッハは凄いんだ」ってところから始めて、たとえばグールドが弾いたあの自由奔放なアリアみたいに、フレッシュな形で自分の中に取り込めればいいと思うんだ。っていうのは浅田彰の受け売りなんだけど。しばらく聴こ。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/『音と言葉』より
バッハの音楽は、(19世紀の初期において再発見せられて以来)人々の評価において、最も動揺することの少なかった音楽であります。バッハは今日においても、以前と同じく、他のいかなる作曲家も希求しえない、雲上に位するところの楽聖であります。
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- 『hey pocky a-way』(the meters)
オレが本当に好きな(のに忘れていた)曲1/マイベスト200位圏内
不定期連載で始めました。あの100曲を見返してみると、「ああ、なんでこの名曲を入れてないんだ」という悔恨の念に襲われて眠れぬ夜が続いていた。復活の声も多数寄せられていたので、気ままに再開します。ってことで、いきなりmetersなんだけど、ニュー・オーリンズだね。聴くとすぐわかるんだけど、細野だよね、これ。っていうか当然細野がフォロワーなんだけど、もちろん大瀧もdr.johnもやってる。このグルーヴ感に体を解放すべし。
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- 今夜のアンビエント 『inner film』(2002/bayaka)
- アーティスト: bayaka
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- 『暗黒街の顔役』(1932/ハワード・ホークス)
この映画は、米国におけるギャングの支配や日毎に増している安全や自由の脅威への政府の無関心を告発するために作られた。すべてのエピソードは実際に起こった事件である。我々は政府に対して次のように要求したい。「あなた方はこの状態をどうするつもりなのか」
政府はあなた方のものだ。あなたならどうしますか?
冒頭のこの宣言を見れば、この作品が「政治的な」映画に見える。だが、この宣言が溶暗してからルイ・コステロの暗殺までの1シーン1ショットを見れば、ホークスの視線が「政府」に対してだけ向けられたものでないことは明らかだ。デ・パルマの『スカーフェイス』もこの傑作の前では霞んでしまう。大学生のときに観たVHSでは、ラストシーンが2パターン収録されていたが、現行のDVDでは処刑シーンは採用されていない。
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- 『ヒズ・ガール・フライデー』(1939/ハワード・ホークス)
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- 今朝のアンビエント 『bach: cantatas nos.140 & 147』(nikoralus harnoncourt)
- アーティスト: ベルギウス(アラン),テルツ少年合唱団,ランプフ(シュテファン),ハンプソン(トーマス),エクビルツ(クルト),アーノンクール(ニコラウス),ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/06/21
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