• 『宇宙からの歌、宇宙への音』(2007/V.A.)

 「宇宙っぽい」という形容詞が最も多く使われてきた芸術形式は、間違いなく音楽だろう。70年代ドイツ音楽やPファンク、果てはアンビエント・ミュージックからビートルズまで「宇宙っぽい」というテイストで一括りにした『宇宙からの歌、宇宙への音』はディスクガイドの常識を(少しだけ)変えた。人は聴覚だけで月面軟着陸が可能である、それは世界中のひきこもり青年が体得した逃走の技術でもある。

宇宙からの歌、宇宙への音

宇宙からの歌、宇宙への音