2009-10-09 ■ Lire 『存在の耐えがたきサルサ』(1999/村上龍) 珍しく村上龍が小説論を語っている箇所もあり貴重な記録となっている。 (村上)小説はエッジに立つことだと思うんですけど、エッジに立つことができるというよりも、立たざるを得ないような表現方法だと思う。映画や音楽はもっと規制が強い。映画のハード面の制約とか、音楽だと十二音階やリズムにしばられる。そうではない非常に曖昧なものを使うという中で、ハードの側の制約から自由である。自由であるということは、エッジに立たないと意味はないわけです。 中上健次 存在の耐えがたきサルサ 柄谷行人 キューバ エイズ 六〇年代 映画 文芸雑誌 小山鉄郎 『五分後の世界』をめぐって〜日本は”本土決戦”をすべきだった〜 浅田彰 映画とモダニズム 奥村康 ウィルスと文学 渡部直己 描写こそ国家的捕獲性から自由たりうる 柄谷行人 国家・家族・身体 坂本龍一 ヴァーチャルな恋愛と鎖国化のシステム 蓮實重彦 残酷な視線を獲得するために 黒沼克史 女子高生と文学の危機〜なぜ「援助交際」を小説にしたか〜 庵野秀明 何処にも行けない 河合隼雄 心の闇と戦争の夢 妙木浩之 日本崩壊 存在の耐えがたきサルサ―村上龍対談集作者: 村上龍,中上健次出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る