食に対するこだわりがゴキブリ並みに低いのだが、今日はとある理由から銀座にあるシブい佇まいの「左近太郎」で京都風の創作料理を食べた。コース料理だと大体1品か2品はたいしてうまくもないのに食材が貴重だからってだけの料理が紛れてくるが、この店は9品ともうまかった。
 でも、高級な料理はたまに食べるのが一番いい。なぜか。本当にうまいものを食べると、何もやる気が起こらなくなるからだ。ボクサーが減量に苦しむのは決定的に正しい。闘争心が失くなって、人なんか殴れやしない。