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- 『知的複眼思考法』(1996/苅谷剛彦)
その昔、もう6年ぐらい前に友人からもらった書物を、ようやく読んだ。一時期話題になってかなり売れたようだ。400頁近くある厚さだが、内容が薄いために1時間で読み終わった。簡単にまとめると"critical reading"のススメ、物事の多面性に注目せよ、ということだ。中学生でも無意識レベルで実践してるんじゃなかろうか、と思うことを懇切丁寧に解説している。ロラン・バルトの『神話作用』を読むほうが100倍刺激的なので読む必要はない。せっかくの出張になぜこんな本を持ってきたのだろう。ただ悪い本ではない。おそろしく退屈なだけだ。
知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
- 作者: 苅谷剛彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/05/20
- メディア: 文庫
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