『ゼロ年代の音楽 壊れた十年』(2010/野田努・三田格・松村正人・磯部涼・二木信) 現状を知るにはうってつけだが、やはり蛸壺的。音楽も単なるone of themになったことを寄ってたかって再確認して、いや、そうじゃない!もっと開かれるべきだ!と言い合っ…

今夜のアンビエント 『requia』(1968/john fahey) Requiaアーティスト: John Fahey出版社/メーカー: Vanguard発売日: 1998/04/27メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る

『潤一郎ラビリンス(11) 銀幕の彼方』(谷崎潤一郎) 「私は、自分がかねてから憧れて居た活動写真の仕事に関係するようになったことを、その歓びを感謝せざるを得ない!」 モダニスト谷崎万歳!1917年の『人面疽』はまさしく映画が生まれてからしか書けな…

「the end of the world」(skeeter davis) オレが本当に好きな曲100/マイベスト100位圏内。 世界の終わり。歴史の終わり。愛も「終わること」そのものも終わり、生活だけが残った。

「words to the effect」(hint) オレが本当に好きな曲99/マイベスト100位圏内。 まったく詳細を知らないアーティストで、まだ2枚しかアルバムを出してないし、日本盤すら出てない。結局誰だかよくわからないんだけど、史上最高にメロウなブレイク・ビーツ…

「good time charlie's got the blues」(danny o'keefe) オレが本当に好きな曲98/マイベスト100位圏内。 こういう誰も知らないメロウ・マッドネスな曲を探すのがオレの生涯の仕事だと認識している。

「土手の向こうに」(はちみつぱい) オレが本当に好きな曲97/マイベスト100位圏内。 オレの中でデカ過ぎる存在として、細野晴臣、久保田麻琴、そして鈴木慶一がいる。鈴木慶一は最近、さすがにちょっと声量が落ちてきたなっていう気がするんだけど、「日本…

「ロマンティックあげるよ」(橋本潮) オレが本当に好きな曲96/マイベスト100位圏内。 まあアニメなんてあんまり見ないんだけどね、とりあえずアニソンならこれかなっていう。別にドラゴンボールが好きってわけじゃなくて、『ハイスクール奇面組』のうしろ…

「runaway」(del shannon) オレが本当に好きな曲95/マイベスト100位圏内。 オールディーズなら名曲は無限にあるので、200曲ぐらいは紹介できるだが、残り少ないので、殿下の宝刀を。最初から最後までメロディに手を抜いていないところは、いまのJ-POP諸君…

「stuck on you」/elvis presley オレが本当に好きな曲94/マイベスト100位圏内。 プレスリーならほとんどどれも素晴らしいんだけど、この曲が入ってるアルバムをよく聴いている。サビの部分だけ顔のアップになるのは、「腰の動きが卑猥すぎるから」だそうだ…

「burning lights」/joe strummer オレが本当に好きな曲93/マイベスト100位圏内。 2つ前にclushを挙げたんだから、joe strummerのソロを挙げぬわけにはいかぬ。アキ・カウリスマキの『コントラクト・キラー』にてまさかの怪演、ってわけなんだけど、ボンゴと…

『潤一郎ラビリンス(10) 分身物語』(谷崎潤一郎) 谷崎の構想力に圧倒されてしまった。ここに収められた3編は、いずれも互いに補完しあう人間同士の対立、あるいは二重人格の小説である。人生と芸術、永遠の善と永遠の悪、東洋の美と西洋の美、これらの二…

「cantata 140」あるいは「cantata 147」(j.s. bach) オレが本当に好きな曲92/マイベスト100位圏内。 器楽の前奏があって、別のメロディで歌が入ってきて、器楽のメロディが伴奏になると思いきやどちらも自律した世界を作りながら同時に進行していく。つま…

「train in vain」(the clush) オレが本当に好きな曲91/マイベスト100位圏内。 突如としてclushが登場するわけだが、なぜかjoe strummerではなくmick jonesが歌うこの曲を愛している。この曲だけ『london calling』では歌詞も掲載されていない。カッコ良す…

「林檎殺人事件」(郷ひろみ&樹木希林) オレが本当に好きな曲90/マイベスト100位圏内。 この歌詞は阿久悠の代表作だと思うのだが、原曲のアッケラカンとした雰囲気とは裏腹に藤原ヒロシのremixワークは冴えていて、まさかのダブ処理。結局、ダブはそこまで…

『dance oh little girl』(paul anka) オレが本当に好きな曲89/マイベスト100位圏内。 paul ankaとneil sedakaはオールディーズの二大巨頭だ。この曲は彼の歴史の中では全く知られていないに等しいと思うが、なぜか好きになった。思えば、このメランコリッ…

『navy blue』(diane renay) オレが本当に好きな曲88/マイベスト100位圏内。 オールディーズにハマって以来、あの頃は毎週日曜日にやっていたNHKラジオの『サンデー・ミュージック・コレクション』とかいう番組を朝早く起きて毎週カセットに録音して死ぬほ…

「louisiana mama」(gene pitney) オレが本当に好きな曲87/マイベスト100位圏内。 ほとんど原点。小学生時代に50s〜60sのアメリカン・ポップス(オールディーズ)に目覚めたのだが、おそらく人生で最初に好きになった曲。いま聴いても色褪せてないね、いま…

『i love your soul』(nona reeves) オレが本当に好きな曲86/マイベスト100位圏内。 nona reevesが出てきたからにはこの曲を挙げぬわけにはいかぬ。オレは隠れnonaファンなので、アルバムは当然ながらインディーズ時代のものからすべて保有している。半分…

「if you were there」(the isley brothers) オレが本当に好きな曲85/マイベスト100位圏内。 isley brothersが出てきたからにはこれを挙げぬわけには行かぬ。名曲が多数ありながら、そのジャケットのダサさから消費者の購買意欲を減退させてくれているこの…

「brother, brother」(carole king) オレが本当に好きな曲84/マイベスト100位圏内。 アルバム『music』からの1曲目。この曲はisley brothersもカバーしてる。そしてこのアルバムは、SSWの最高傑作と呼ばれる『tapestry』よりも気に入っている。ジャケット…

「i'm coming down」(primal scream) オレが本当に好きな曲83/マイベスト100位圏内。 世界で一番聴いたアルバム。かもしれぬ。このアルバムから敢えてこの曲とは我ながらシブいセンスが光る。今年のサマソニでは『screamadelica』のセットリストを再現する…

今夜のアンビエント 『aleph-1』(2008/aleph-1) aleph-1アーティスト: アレフ-1出版社/メーカー: p*dis/Inpartmaint Inc.発売日: 2008/03/14メディア: CD購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (12件) を見る

『赤ちゃん教育』(1938/ハワード・ホークス) [,w300]

『潤一郎ラビリンス(9) 浅草小説集』(谷崎潤一郎) 浅草を舞台にした3編を収録。タニザキはこの他にも浅草を舞台にした小説を書いている。彼がボードレールを愛したのは有名だが、ボードレールが『パリの憂鬱』でパリの裏町の醜悪のなかに戦慄的な美、永…

『コンドル』(1939/ハワード・ホークス) [,w300] 原題『only angels have wings』。航空映画の大傑作として知られているが、南米の小さな港町を舞台にして、特にそこから移動する、というわけでもない。なのに、なぜこんなにも面白いのか。

『潤一郎ラビリンス(8) 犯罪小説集』(谷崎潤一郎) 日本で探偵小説が注目されたのは大正半ばの1918年前後のようだ。中上健次から「物語のブタ」と呼ばれたタニザキも、当然ながら探偵小説と呼ばれるものを多数書いている。たとえば『途上』は江戸川乱歩に…

「johnny angel」/shelly fabares オレが本当に好きな曲82/マイベスト100位圏内。 小さな頃から、オヤジのカセットテープでオールディーズを聴きまくった。正確には、テープがオールディーズと春日八郎しかなかったからわけなんだけど、オールディーズがオレ…

「東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー」(小沢健二) オレが本当に好きな曲81/マイベスト100位圏内。 「ボディブロー」ついでに思い出した。小沢健二は歌詞がすごい。何がすごいかというと、「言文一致」的に日常的な「話し言葉」で大部…

「fuck you」(cee-lo) オレが本当に好きな曲80/マイベスト100位圏内。 続けて21世紀の曲を。名前が似ているから思い出した、ということも若干あるが、これは本当に恐れ入った曲である。昨今のブラック・ミュージックは、妙に鬱っぽかったり、あるいはポッ…